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売春宿に売られていく少女

time 2016/05/01

売春宿に売られていく少女

ゴミ山の周りに住み、毎日ゴミを拾い集めている人々をがいる。貧困にあえぎ、どうしようもなく、そのゴミがお金になるからとゴミを拾い集めている。1日生きられるだけでもありがとたいこと。彼らの生活は自分らの生活とは天と地ほどの差がある。

自分らはお腹がいっぱいだからと食べ物を残したりする。コンビニなどで賞味期限が切れた弁当や食べ物が、どんどん捨てられていく。ドラえもんのどこでもドアがあったらさ。賞味期限が切れたばかりの食べ物を貧しい国の人たちに送ることができたら何人ぐらい助かるんだろうか。

実はそんな風にいろいろと考えさせられた。貧困ゆえに10歳ぐらいの少女が売春宿に売られているのが問題になっている国があり、カンボジアの都会での売春宿がうつしだされていた。日本の風俗のお店で働く女性たちは、様々な理由で働いているだろう。自分は何も否定する気はない。

ただ、風俗のお店で多額に稼いだ金をホストクラブで使いまくっている女性たちの姿をテレビで見たことがあってね。お金の価値って何なんだろうと考えさせられた。その娘たちは癒しをホストに求めているのかもしれないけどさ。癒しと引き換えに稼いだお金をホストに貢いでいる。

そのためにやりたくもないことをやっているという女性もいるぐらいだ。しかし、カンボジアの少女たちは違う。自分が売春宿に売られていかなければ、家族は生きるか死ぬかのがけっぷちに立たされる。好き好んでやってはいないだろう。中には都会に行けばいい仕事があると言われ、生活のかかっていた少女はその人について行った。

話によるとベビーシッターの仕事があるらしい。しかし、現実は売春宿につれていかれ、騙されてしまったのだ。わずか10歳ばかりの少女は涙ながらに語っていた。
酔っ払いの男が入ってきて、嫌だ私に触らないでと泣き叫んだ
と……。その少女は運良く施設に保護されたんだけどね。現実には保護されずに働かされつづけている少女たちはたくさんいるだろう。さらに拍車をかけるようにエイズ感染もすごいらしい。

売春宿に売られ、そこで感染したケースもある。主な理由は母子感染らしい。エイズ感染者数の70%が南のアフリカに集中している。日本はまだいいほうなんだけどね。少しずつエイズ感染者は日本でも増えていくことだろう。しかも発展途上国はエイズの知識があまりないため、エイズの怖さを知らないみたい。

エイズに感染すると免疫力が低下し、やがては免疫不全になり死んでしまう病気だ。母親がエイズだった場合は、生まれてくる子供もエイズになってしまう確率が高い母子感染もある。自分はそんな現実を知って悲しい気分になってしまった。運良く保護された少女が行った施設には、同じ状況の少女たちがたくさんいてさ。

そこで編物の訓練などしていた。心の傷はすぐに癒されることはないだろう。心に残った傷は一生消えないかもしれない。それでも、その少女はそこで少しずつ癒され村に帰り家族と再会した。母親と少女は抱きあい涙を流していた。自分らの住む日本は、いくら不況だと言っても職を選ばなければ働くこともできる。

何とか生活していくこともできる。いちごパフェを食べたくなったら喫茶店やレストランに言って食べることもできるのだ。生まれた場所によって、人それぞれの人生はある程度決まってしまう。日本に生まれた自分らは、何不自由なく暮らしている。




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石川ユーリオ

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